技研製作所と三機サービスの決算発表
技研製作所の本決算と三機サービスの四半期の決算が発表されました。
技研製作所
技研製作所は四季報予想には届かぬものの、会社予想よりも上振れしました。
順調にインプラント工法が認知、評価されてきていることを決算書でも強くアピールしている印象でした。
ちなみに、この会社が技術に自信があるのは、会社HPからもぷんぷん伝わってきます。(https://www.giken.com/ja/)
災害対策を考えると国内の防災建造物はインプラント工法で施工してほしいと思いますし、実際に採用される余地はまだまだあると考えています。
海外に関してもミャンマーでのサイレントパトラー採用のように、工法のグローバルスタンダード化が進めばと思います。
海外展開の個人的な懸念としては、アジアにおける水インフラの時のように、求められる以上の高水準かつ高価格の提案をして、市場を海外企業に抑えられてしまうことです。高い技術力を持つ企業ほど陥りやすい罠で、世界で戦うには、いい技術に加えて、相手の予算やニーズにフィットするようにうまくまとめる提案力が必要に思います。
三機サービス
三機サービスについても昨対比60%以上の経常利益と絶好調です。
空調機器メンテナンス、総合メンテナンスともに、順調な伸びを見せています。
総合メンテナンスの大型案件受注が大きく寄与したようです。この大型案件の寄与というのは、どの程度の割合でどのくらいの受注数なのでしょうかね?今後も継続して受注がとれるようなだといいですね。
決算と同時に900円のストックオプションが発表されました。2年後に行使可能のようですが、その時にとってもお得にするためにも経営陣には頑張ってほしいです。
今のところptsでは700円を超えてきていますが、インパクトのある決算にしては物足りない印象です。
とにかく2銘柄とも悪くなくて安心しました。