利益確定のタイミング
ここのところ順調に株価が推移していることもあって、
含み益が25%を超える銘柄もちらほら出てきました。
こうなってくると、いつ利食いをするべきなのかということが悩みになってきます。
株を初めてすぐはどういう銘柄を買うのかばかりを悩んでいたことを考えると、
投資家として次のステップに進んだのかなとうれしく思う気持ちもあります。笑
今回自分の利確方針を考えるにあたって、まずはいろんな方法論をいろんなサイトで調べてみました。いくつかまとめます。
利食いする基準をあらかじめ決めておく
「買値から20%上がったら売却して利益を確定する」といったように利益確定の基準を決めておいて、
それに沿って淡々と取引をしていくというものです。
基本的には損切基準も決めて、損小利大で稼ぐという作戦です。(インベスターZに書いてありました。)
メリットとしては
- 機械的にするために毎回悩む必要がない。
- 基準まで行けば確実に利益を出すことができる。
デメリットとしては、
- 根拠もなく機械的に利食いをするので、さらに上昇する銘柄では、とれたはずの利益が取れない機会損失が出やすい。
- 損切基準の方が小さいため、利食いよりも損切される回数の方が多くなりやすいため、トータルで利益が出るとは限らない
デメリットの一つ目に関してはどの手法でも言えることですし、初めからどこまで利益が出るかわからないからこそ、そこに機械的基準を設けることで欲張った結果利益が出ないといったことや、必要以上の労力をかけることを防ぐという方に重きを置いているのだと思います。
デメリットの二つ目に関しては、銘柄ごとのボラや過去の値動きをもとに基準の範囲を設定すればある程度回避できる気もします。(ただ労力をかけず悩まなくてもよいというメリットを犠牲にしますが...)
ただ確かにそれぞれ違った理由で違った成長率の企業に投資を始めたのに一律で利確することに私も違和感を感じます。
要は利益の確定に頭を悩ませたくないのならば、初めに決めておくべきだということでしょうか。
購入時の前提が崩れた時点で利益確定
これは損切時でも同じだと思うのですが、
特に中長期投資をしている場合はこの手法をとる人が多いようでした。
成長株投資の場合は、成長鈍化の兆しが見られた場合、
バリュー投資家の場合は株価上昇によって適正株価になったと判断できた場合、といった感じです。
どういった基準(理由)でその銘柄を買ったかや自分の投資スタイルが明確にしておくことが絶対条件だと思います。
テクニカル上の売りシグナルで利益確定
利益を最大にするには天井で売れるのが一番です。
テクニカルを駆使して天井を見極めてそのタイミングで利益確定を狙うという手法です。
短期のトレーダーの中には移動平均線乖離率やRSIなどテクニカル指標を根拠に売買してる方が多い印象でした。
私は基本的に中長期投資ですが、それでも株価の急騰時の対応やトレンドの転換の見極めなどテクニカルに関しての知識も必要だと感じました。
当たり前ですが、銘柄選びにもいろいろな手法・考え方があるように利食い、利益確定も様々なものがありました。それぞれの方法にそれぞれの理由があって、どれを選択するかは自身のスタイルや考え方によって違ってきます。
私の場合は、高値ブレイクと昇格期待の二つのスタイルで投資をしています。
どちらも成長株という共通点をもっていますので、成長性に疑問が生じたときは、利益を一度確定することを基本とします。
それに加え、高値ブレイクではボックスレンジとトレンドの転換をテクニカルから判断、イベント投資でもある昇格期待では基本的に昇格達成を出口として利益確定基準とすることにします。
またどちらもせっかく利益が乗ったのに利益0以下で終わるのは避けたので、ある程度利益がのってきたら逆指値で損切ラインを引き上げていくことも並行してやっていきます。
まとめると以下のようになります。
- 成長性に疑問(鈍化)
- 上昇トレンドの転換(高値ブレイクの場合)
- 昇格の達成(昇格バリュー投資)
- 利益がある程度出たら損切ラインの引き上げ(損では終わらせない)
とりあえず、このスタイルを基準に今後はトレードを進めていきます。
実際に運用してみて、都度修正を加えていこうと思います。
そのためにも日々のトレードを記録、振り返ることは大事です。忘れないように心がけます。